真世界文化研究会について

理念 未来を照らす、仏法の真理

合掌

 敬愛する同志各位に謹んで申し上げます。

 我ら世話人一同、異体同心の祖訓を奉じ、国柱会・立正教団・立憲養正会の三団体結集の上、新たに「真世界文化研究会」を結成し、田中智学先生門下の統一をはかることとなりました。

 現今の世情をつぶさに見ますに、国内では政界の紊乱はその極に達し、一政党の不正行為にとどまらず、政治の使命の何たるかを弁えず、自利にはしる醜態をさらけ出しています。

また、国外に目を転じますと、ロシアによるウクライナ侵略や、中東地域におけるテロ行為、それへのイスラエルの反撃など、国家やそれに準ずる勢力間の戦闘行為は一向に止む気配はありません。

 このような対立相の世界は、正しく末法の特色をしめすもの、その解決は日蓮主義、日本国体主義をもってしなければならないと信じます。

 我が国の近代化に伴う諸改革をうけ、田中智学先生は「祖道復古」の旗印のもと、宗門の維新をめざし、様々な改革の実現を在家仏教の立場で目指しました。真世界の実現は、智学先生の日蓮主義・日本国体主義活動の最終目標です。

 光輝あるこれらの先蹤に倣い、智学先生滅後新しく展開している宗門および国家社会の現状に、確実なる指導理念をもち、敢然と改革の火の手をあげたく念じます。

 日蓮が弟子らは臆病にてはかのうべからずの聖訓に導かれ、何者をも怖れず、あらん限りの力を発揮し、真世界の現出を期します。


     令和六年一月一日

      代表世話人 田中 壮谷(国柱会賽主)
      世話人 河本學嗣郎(立正教団理事長)
      世話人 大平 茂伸(立憲養正会総務)
      世話人 水野 紘治(立憲養正会総務)
      世話人 相澤 宏明(国柱会信行員)
      世話人 金子 宗德(里見日本文化学研究所所長)
      世話人 森山 真治(国柱会講師)

沿革 理念を受け継ぎ、歩みを刻む

本会は、田中智學先生に始まる日蓮主義思想の精神を現代に継承し、世界平和と人類の幸福に寄与するため、門下青年懇話会が集い設立された団体です。

01

昭和49年

里見岸雄先生 示寂。

02

昭和52年

田中智學門下有志が集結し「門下青年懇話会」を結成。『師子王』発行の第一歩を踏み出す。

03

平成14年

日蓮聖人改宗750年報恩記念事業を成功させる。

04

令和5年

里見岸雄先生五十回忌を機に、門下再結集のための「意見具申」が提出される。

05

令和6年

真世界文化研究会 改組。
研究誌『師子王』を新創刊。

世話人一覧

代表世話人

田中 壮谷

事務局長

金子 宗德

監事

大平 茂伸 稲田 龍示

世話人

河本 學嗣郎 相澤 宏明 藤本 坦孝 水野 紘治 小川 久 渡邊 徹二 森山 真治

規約

(名称)
第1条 本会は、「真世界文化研究会」と称する。

(所在地)
第2条 本会の事務所は、東京都江戸川区の宗教法人国柱会本部に置く。

(目的)
第3条 本会は、異体同心の祖訓を奉じ、国柱会創始者・田中智學先生の学統を受け継ぎ、『本化妙宗宗綱』に示された「真世界」の実現を目指し、門下の統一を図ると共に宗門及び国家社会の改革を行うべく、研究会の開催や機関誌の発行、その他必要な活動を行うものとする。

(事業)
第4条 本会は前条の目的を達成するために、次の活動を行う。
(1)研究会、講演会の開催
(2)機関誌、その他印刷物の発行
(3)関係方面への広報活動
(4)その他本会の目的達成に必要な事業

(会員)
第5条 本会の会員は次の2種とする。
(1)正会員 本会の目的に賛同し、入会した法人および団体
(2)賛助会員 本会の事業を賛助すべく、入会した個人

(世話人)
第6条 正会員たる法人及び団体は、その構成員から1名以上の世話人を推挙しなければならない。

(入退会)
第7条 本会への入会及び退会においては、世話人会の承認を得なければならない。

(役員)
第8条 本会に次の役員を置く。
代表世話人 1名
事務局長 1名
監事 1名以上

(選任)
第9条 役員は世話人会において、世話人の中から選任する。

(職務)
第10条 代表世話人は本会を代表し、会務を統括する。
2 事務局長は、会計を始めとする諸事務を担当する。
3 監事は、代表世話人及び事務局長の職務を監督する。

(解任)
第11条 役員が、その職務を遂行できないと認められたときは、世話人会の議決により、解任することができる。

(任期)
第12条 役員の任期は3年とする。ただし、再任は妨げない。

(世話人会)
第13条
本会の世話人会は、年に1回開催するものとする。ただし、必要があるときは臨時に開催できるものとする。
2 世話人会は、以下の事項について議決する。
(1)規約変更
(2)事業報告及び会計報告
(3)役員の選任及び解任
(4)その他必要と認めた事項
3 世話人会は、世話人の3分の2の出席がなければ、開会することができない。
4 世話人会の議事は、出席者の過半数の同意をもって決定する。

(議事録)
第14条 世話人会の議事については、議事録を作成する。

(財務)
第15条 本会の運営に要する経費は、各号の収入をもって充てる。
(1)寄付金
(2)その他の収入

(事業年度)
第16条 本会の事業年度は、1月1日に始まり、12月31日までとする。

(委任)
第17条 本規約に定めなき事項については、世話人会で決定する。

(解散)

第18条 本会は、世話人会において、出席者の3分の2の議決をもって解散する。
2 余剰財産は寄付するものとし、寄付先は世話人会で決定する。

附則 この規約は令和6年2月11日より施行する。

お問い合わせ

真世界文化研究会は日蓮聖人の教えを基盤とし、田中智學先生が提唱された「日蓮主義」を現代に再興・展開することを目指す研究団体です。

混迷を深める現代社会において、日本の国柄と精神文化の真価を問い直し、世界平和と人類の幸福に貢献するための知的探求を行っています。